第1 起案のポイント(レジュメのおおざっぱな目次)
2 「最終準備書面」起案の目的:裁判官(民弁教官)の説得
最終準備書面は,裁判官を説得することを目的とする文書。
でも,「最終準備書面」起案を実際に読むのは,民弁教官。
わかりやすい文書,説得力のある文書を心がける。
3 説得のゴール:訴訟物が存在or不存在
最終準備書面の説得のゴールは,訴訟物が存在することor存在しないことのみ。
訴訟物の存否は,権利変動の組み合わせによって決まり,権利変動の有無は,法的三段論法による法の適用により決まる。
訴訟物の存or否を説得するために論じなければいけないことは,自ずと明らか。
4 構成が重要
わかりやすい文書の構成。
訴訟物の存否の決まり方に沿った構成が重要。要するに,要件事実を 項目の分け方,項目内の記載順序。
5 民弁起案ルールに注意
民弁起案ルールにおとなしく従って,つまらないところで点を落とさないように。
6 教官推奨の記録の読み方手順を習得
手順にしたがって記録を読めば,安定した結果を出せる可能性が高まる。